二度続けて,なんか違う,という製品を出されると,ちょっとね。
quote:カノープス社は,ビデオキャプチャカード,MTVシリーズの新製品を発表した。仕様は従来のままで,ハードウェアによるMPEG2エンコードと並行して,DivXエンコードを行えるようになった。従来製品でもアップグレードキットを購入すればDivXへの追っかけ変換ができるようになる。
それはMPEG4ぢゃなくてDivXでしょ,と10人中9人のマックユーザーが云っていると思うんだけどそんなことはどぉでもいい。真面目に,このDivXへの追っかけ変換なるものを使うかどうか考えてみた。で,使い道としてはただひとつ,ほぼリアルタイムでできたDivXのキャプチャファイルをファイル共有に流すぐらいだ。まぁそれはそれでありがたいという人もいるかもしれないけど,そんなに必要度は高くない。つまるところ,使い道がえらく少ない。
通常,MEPG2からDivX形式に変換する場合は,AviUtlなどで24fps化または120fps化と,クロップ,YC拡張,ノイズ除去,アンシャープマスク,色調補正などのフィルタ処理を行うと思うので,キャプチャカードで直接DivX保存されてもなんの得もない。多少ファイルサイズがでかくても,最良の状態で保存して,あとから処理した方がいいに決まってる。追っかけ変換でフィルタ処理も同時にやってくれるんなら,あとはCMカットするだけですむからいいんだけど,現状ではほんとにただ放送と同時にファイルができあがるだけだし。MTV3000Wのときに実際に試す機会があって凹んだけど,うちのようなケーブルテレビのユーザーはMTV2000→3000Wのバージョンアップでケーブルテレビのチャンネル数が減ってキャプチャできないチャンネルが増えた(うちだとUHF系とBSデジタル系が全滅になる)。それは今回の製品も同じ。ユーザーの声に応えてこの製品のリリースになったと云ってるけど,なんか違うような気がするんだよなぁ。基本性能はいいのに,この謎なアップデートは,ちょっと。
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